ホンダF1 栄光と苦難の歴史 第3期 2004年 [F1 ホンダ 栄光と苦難の歴史]
ホンダがF1で歩んだ栄光と苦難の歴史を見ていきましょう。 ホンダは、F1初参戦の1964年から順調に歴史を刻んできたのではない。 参戦しては休止。 フルコンストラクターだったりエンジンサプライヤーだったりと紆余曲折しながらの歩みであった。 第3期は、1992年の第2期の休止から8年という長い月日が過ぎていた。 |
◆◆楽天スポンサーリンク Travel
◇2004年◇ BAR |
---|
2000年からF1参戦第3期をスタートさせ、5シーズン目に入ったホンダ。 ホンダスタッフは、もう後がない。背水の陣的な心境だったであろう。 シャーシデザイナージェフ・ウィリスは、2003年シーズン終了前からニューシャーシのテストに入っていた。 テストの結果、タイヤをブリヂストンからミシュランに変更した。 006は強力なダウンフォースを発生してはいたものの、そこにフレキシブルウイング(フラップ)の存在が疑われたのだ。 通常は大きなダウンフォースを得て走行しているが、中速から高速の変化域でフレキシブルウイングが作動し、ダウンフォースが急激に抜けてしまう性格を持っていたと言われている。 FIA(国際自動車連盟)によってフレキシビリティを取り締まるためのリブ(補強材)の搭載が義務づけられて、ウイング問題にはケリがついたのだが、スピード変化やバンプなどでダウンフォースが急激に抜けるという006の高速コーナーでの過激な神経質さはドライバーたちを悩ませた。 006は初期にはリアウイング・セパレーターが違反扱いとなり撤去させられ、次にはフレキシブルウイングが問題とされた。 さらにモナコでは毎レースすさまじいスタートを見せる琢磨のスタート装置にクレームがついた。 ラウンチコントロール疑惑である。 結果は“黒ではなく灰色”ということで、プログラム等の修正が命じられたのだが、このプログラムと装置の変更後も琢磨のスタートダッシュは変わることはなかった。 コンストラクターズ2位を獲得し、チーム創設以来最高の成績を収めた。 |
スポンサーリンク
◇006◇ BAR |
---|
◇特 徴◇ |
---|
・ギヤボックスは、構成部品をXトラックからホンダ製に切り替えた。 |
---|
・ピストンの材質をアルミニウム合金からメタル・マトリックス・コンポジット (MMC) と呼ばれる複合材料に変更することで、ピストン1個あたり40g弱の軽量化がなされた。 |
・第15戦イタリアグランプリからフロントタイヤの空転を防ぐFCP(フロント・クラッチ・パッケージ)を投入 |
◆◆楽天スポンサーリンク
◇スペック◇ |
---|
☆シャーシ | |
---|---|
型番 | 006 |
デザイナー | ジェフ・ウィリス |
車体構造 | カーボンファイバー コンポジット モノコック |
モノコック重量 | 56kg |
全長+全幅+全高 | 4,675mm+1,800+950mm |
トレッド(前/後) | 1,460mm/1,420mm |
ホイールベース | 3150mm |
サスペンション(前) | ウイッシュボーン/プッシュロッド+アクティブトーションスプリング&ロッカー、メカニカルアンチロールバー |
サスペンション(後) | ウイッシュボーン/プッシュロッド+アクティブトーションスプリング&ロッカー、メカニカルアンチロールバーー |
ダンパー | KONI |
トランスミッション | ホンダ7速セミオートマチック/カーボンファイバーケーシング |
クラッチ | ザックス カーボンプレート |
ブレーキキャリバー | アルコン 2×6ピストンキャリパー |
ブレーキディスク・パッド | ブレンボ |
ステアリング | ラック&ピニオン パワーアシスト付き |
ホイール | BBS/13インチ |
ホイール幅 | フロント/312mm リア/360mm |
タイヤ | ミシュラン |
燃料タンク | ATL製150L |
車両重量 | 600kg |
◆◆楽天スポンサーリンク Travel
☆エンジン | |
---|---|
エンジン名 | ホンダRA004E |
気筒数・角度 | 水冷90度V型10気筒 |
排気量 | 2,998cc |
最大馬力 | 900馬力以上 |
最高回転数 | 18500rpm以上 |
ボア×ストローク | 97.0mm×40.52mm |
ブロック素材 | アルミニウム |
バルブ | ---------- |
スロットル制御 | ---------- |
燃料供給方式 | ---------- |
イグニッション | ホンダPGM-IG |
インジェクション | ホンダPGM-FI |
スパークプラグ | NGK |
オイル | エネオス |
燃料 | エネオス |
重量 | 未発表 |
◇戦 績◇ |
---|
GP参戦数 | 18回 |
---|---|
GP優勝 | 0回 |
ドライバー (ランキング) |
ジェイソン・バトン(3) 佐藤琢磨(8) |
コンストラーズ | 2位 |
スポンサーリンク
A8 net
◇マクラーレン F1GP全戦歴
◇2015 レギュレーション
◇2015マクラーレン・ホンダMP4-30 スペック公開
◇2015 マクラーレン・ホンダMP4-30 参戦日程
2015-04-29 03:30
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
スポンサーリンク
コメント 0